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スマート農業推進協会からのお知らせ

【会員企業紹介】鹿児島堀口製茶/和香園:農業事業者として技術者と農家をつなぐ

スマート農業推進協会 会員レポート

■堀口大輔氏(鹿児島堀口製茶有限会社 代表取締役副社長/株式会社和香園 代表取締役社長)

1948(昭和23)年創業、3代続く鹿児島県志布志市のお茶の生産加工会社。自社茶園と系列茶園を合わせて285ヘクタール(2019年現在)で茶葉を生産し、自社工場での加工、販売まで手掛ける。会社設立は1989(平成元)年、同年に販売会社として(株)和香園を設立。2017年に大隅ティーナリー(株)を設立し、志布志地区の観光地化に取り組む。近年は独自のアイデアで機械を開発するなど農薬や化学肥料に頼らない栽培(IPM栽培)に加え、AIやICTの技術を絡めたスマート農業にも積極的に取り組んでいる。

ー茶の栽培から加工、販売、その他様々な活動に注目が集まっています。

2019日本茶AWARD授賞式にて

創業以来70年以上にわたり地元の契約農家さんと手を取り合い、日本の文化であるお茶の製造をしてまいりました。年々栽培面積は広がりつつあり、2021年には400ヘクタールとなる予定です。生産から販売まで一貫して行うことで、品質や味に自信のある製品をお客様に販売することができます。昨年は、2019日本茶AWARDにおいて当社の3商品が賞をいただきました。

2019年9月11日 2019日本茶AWARDにて弊社のお茶3品が受賞いたしました(HP掲載)

受賞した3商品

当社は農薬や化学肥料だけに頼らないIPM(総合的病害虫・雑草管理)栽培を推進しています。水や風圧で病害虫を吹き落とす「ハリケーンキング」、雑草を蒸気で除草する「スチームバスターSL」など独自の発想で開発した5台のオリジナルマシーン“茶畑戦隊 茶レンジャー”が活躍しているのですが、この栽培方法によりお茶の海外輸出に際しても役立ちました。国により異なる農薬の基準をクリアして輸出を広げるには、“何を使うか”でなく、“減らす”、もしくは“使わない”ことが最善だからです。

堀口製茶のオリジナルマシーン『茶畑戦隊 茶レンジャー』

また様々な認証制度も、ASIA GAP(アジアギャップ)、FSSC22000、レインフォレスト・アライアンス認証、有機JAS認証など、海外で認められているものを積極的に取得しようと取り組んできました。そんな活動を評価していただき、2019年3月に『平成30年度輸出に取り組む有料事業者表彰』農林水産大臣賞を受賞いたしました。

ー地域の農業を牽引するメガファームが、スマート農業推進協会に加盟した理由は?

フラットな広い土地で作業性も高い、堀口製茶の自社茶園

今後世界の人口は減り、農業の現場も深刻な人手不足が叫ばれています。政府も多額の予算をつけて推進しているように、いわゆるSDGs(持続可能な開発目標)においてスマート農業は加速度的に進化していきます。

当社は人や環境に配慮した生産活動をモットーに、スマート農業をはじめとするあらゆる情報を収集し、客観的そして俯瞰的に判断しながらチョイスし、実証していきます。

これは当社がメガファームだからできるのだと言われることもありますが、個人の農家さんたちも持続可能であるべきで、情報をどんどん還元していきたい。私たちは契約茶農家さんはもちろん地域の方たち、日本の農業界にスマート農業を伝えていく“つなぎ”の役目だと思っています。

スマート農業推進協会の会員で、今のところ農業事業者は弊社のみ。この立場を十分に生かしていきたいと思います。

ー加盟してどんな活動をしていますか?

こゆ財団は地域づくりに関して非常にスピーディーで、軸をしっかり持っていると感じます。ブランディング力、発想力、発信力が素晴らしく、お互いの人脈を生かした相乗効果を期待しています。

私もこの協会の中で、広報拡散部長という役割を仰せつかりました。自社や個人の人脈を活用しながらSNS等で発信し、他会員の発信力も合わせて繋がりを広げていきたいですね。

ースマート農業で描く未来像は?

弊社の協力企業である『テラスマイル株式会社』さんがやっている、データを活用した営農支援サービス「RightARM」というものがあります。

「OK、グーグル」と同じ感覚で、「OK、ライトアーム」と言えば、必要なデータや情報を即入手できるようになる。

そんな未来は意外とすぐ近くまで来ていると思いますよ。

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